金持ちMさん・貧乏Mさん

金持ちMさん・貧乏Mさん

2020年11月29日 0 投稿者: inukairyou

みなさんはロバート・キヨサキ著の『金持ち父さん・貧乏父さん』という本をご存知だと思います。

今日はこちらの本の内容に基づいて記事を書いてみたいと思います。
とはいえ、蓄財や資産運用の話ではありませんので、気楽にお読みいただけましたら幸いです。

『資産』と『負債』

この本はお金に対する基本的な考え方を示した本だと思います。
そして、その中で最も大切な概念は『資産』『負債』についての考え方だと思っています。

この本に書かれている『資産』『負債』の概念とは…
「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく」
ということです。

実生活に例えて言うなら…
家を購入したとして、その家が賃貸することで家賃を生んだり、地下や価値が上昇して利益をもたらしてくれるなら、その家は『資産』と言えます。
逆に、その家を買うことでローン負担が生じ、管理費や修繕積立金の支払いを生み、その上で減価償却や価格下落などで価値が下がるなら、その家は『負債』と言えます。
自動車も同じく、購入するだけで各種税金が生じ、保険を支払い、ガソリン代や駐車料金などの維持費用を支払うことになるので『負債』と言えるでしょう。

但し、お金には替えられない「その人の価値観」というものもあります。
いかなる金銭的負担を支払っても、それによって心が満たされるなら、それはその人にとって『かけがえのない資産』とも言えるでしょう。

ですので、『資産』か『負債』かは、その人の価値観に照らして判断する必要があると考えています。

金持ちと貧乏の行動の違い

更に、この本では金持ちのお父さんと貧乏のお父さんの行動について、以下の通り書かれています。

「金持ちは資産を買う。貧乏人の家計は支出ばかり。中流の人間は資産と思って負債を買う」

つまり、金持ちは自分自身の価値観を知ったうえで、自分の価値観に合うものを購入しています。
これに対して、貧乏人は自分の価値観を考えないまま、目先のものにお金を使って無駄なものを購入してしまいます。
中流の人は中途半端に現金を持っているので、資産価値や自分の価値観に合うかどうかを考えずに購入し、後になって負債だったと後悔するパターンです。

『金持ち父さん・貧乏父さん』では、こういう価値観をよく理解して資産を形成していく考え方について書かれています。

ご主人様は『資産』か『負債』か

さて、上記した項目に基づいて、ご主人様が『資産』『負債』かを改めて考えてみて欲しいと思います。

お付き合いしていく上で、金銭的なものだけでなく、知識や経験なども与えてくれて、従者自身の成長につなげてくれる方であれば、そのご主人様は間違いなく『資産』と言えるでしょう。
物理的なものだけでなく、精神的に支えてくれたり、愛情で満たしてくれたり、自己肯定感や安心感を与えてくれる方も、従者側からみたら『資産』と言えると思います。
こうした「従者側の価値観を満たしてくれるご主人様」は、従者さんにとって『かけがえのない資産』だと言って過言ではないでしょう。

これに対して、金品を貢ぐことを前提とした関係を強要したり、自己中心的に振舞って従者を翻弄し、時間や労力を浪費させるような方であれば、そのご主人様は間違いなく『負債』だと言えるでしょう。
暴言や望まない加虐によって、精神的にも肉体的にも疲弊させたり、愛情を奪うだけで与えなかったり、不安感を煽ったりする方も、従者側からみたら『負債』と言えると思います。

但し、自ら進んで貢いだり、金品支払いに応じることで喜びを感じる従者であれば、それはその従者さんの「価値観」ですから否定することはありません。
金品や時間、労力を注ぐことで「幸福感に満たされる」という従者さんもいますので、そういう方を否定するものではありません。

『資産』か『負債』かを判定してみる

上述した観点に基づいて、従者さんには是非「ご主人様が『資産』か『負債』かを判定してみて欲しい」と考えています。

「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく」
ということであるならば…

『資産』と言えるご主人様は、従者が与えるよりも多くの金品、知識、経験、自己肯定感、多幸感、安心感、愛情などをを与えてくれる。
『負債』と言えるご主人様は、従者が与えるよりも多くの金品、時間、労力、愛情などを奪い、疲労感や不安感を与える。

従者さんご自身がご主人様に与えている愛情や労力と比較して、『資産』として与えられる方が多いのか、『負債』として奪われる方が多いのか、いずれかをよく比較して欲しいと考えています。

『負債』への対処方法

資産運用する上で、『負債』に対する最も正しい対処方法は「損切り」です。
株でも不動産でも、おおよその資産運用をする上で「今後も負債として損失を垂れ流し続けるならサッサと手放す」ことが最善の方法です。
それによって購入した時の価格より資産価値が下がり、売却時に差額で損失を出したとしても、その後、延々と損失を垂れ流すよりはマシなのです。

同じように『負債のご主人様』であったら、迷わず「損切り」することが正しい対処方法です。
そういうお相手と別れたくない理由は大抵の場合「愛情ではなく情」であることがほとんどです。
これまで付き合ってきた間に、従者さんが与えた金品、時間、労力、愛情を無駄にしてしまうように感じるので別れるのが惜しいと感じているだけなのです。
こうした『負債』と付き合い続ければ、更に金品、時間、労力、愛情を浪費し続け、損失を拡大することになります。

こうした従者側の負担やダメージを防ぐためにも、一刻も早い「損切り」をお勧めしています。

まとめ

ロバート・キヨサキ著の『金持ち父さん・貧乏父さん』には以下のように書かれています。

「資産は私のポケットにお金を入れてくれる。負債は私のポケットからお金をとっていく」
「金持ちは資産を買う。貧乏人の家計は支出ばかり。中流の人間は資産と思って負債を買う」

この考えに基づいて、従者側はご主人様を『資産』『負債』かを判断することが望ましいと思います。

その判断方法は、「従者の価値観」に基づいて、
従者が与えるよりも多くの金品、知識、経験、自己肯定感、多幸感、安心感、愛情などをを与えてくれるご主人様が『資産』
従者が与えるよりも多くの金品、時間、労力、愛情などを奪い、疲労感や不安感を与えるご主人様が『負債』
そう考えて、ご主人様が『資産』か『負債』かを判断するといいでしょう。

そして、現在のご主人様が『負債』であると判断したならば、一刻も早く「損切り」することをお勧めします。
もし従者側が「別れがたい」と思ったとしても、それは従者さんが与えた金品、時間、労力、愛情を無駄にしてしまうように感じるので別れるのが惜しいと感じているだけで単に「愛情ではなくて情」でしかないからです。
こうした従者側の損失を防ぐためにも、一刻も早い「損切り」をお勧めします。

従者のみなさまも、冷静に『資産』と『負債』についてご判断いただくことをお勧めします。