出し惜しみは損

出し惜しみは損

2020年8月2日 0 投稿者: inukairyou

脚本家の内館牧子さんが先輩脚本家の橋田寿賀子さんから言われた言葉です。

「出し惜しみしちゃダメよ。
 長いドラマの脚本だと、ついついこの話は後に取っておこうとか、
 この展開はもう少ししてから使おうとか考えがちなの。
 でも、後のことは考えないで、どんどん投入するの。
 出し惜しみしない姿勢で向かえば、後で窮しても必ずまた開けるものよ」

私はこれをパートナーのM嬢にも教え諭すようにしています。

出し惜しみは損

以前のパートナーのM女性とのお話です。

彼女は若くて美人で、学生時代も就職してからもチヤホヤされる存在でした。
そんな彼女が私のブログを読んで自分の中のM性に気付き、調教を受けたいと志願してきました。
そして、彼女を初めて調教した時、彼女に奉仕を命じて愕然としました。

彼女はそれなりの男性経験があり、SEXした男性の数もそこそこいました。
それでも、フェラチオや腰遣いなど、すべてが稚拙でした。
彼女はこれまでの恋愛で、見た目が美しいことを鼻にかけ、男性に「何もしてあげない」ことで駆け引きし、自分の価値を吊り上げようとしていたのでした。
自分の価値を吊り上げて、男からその対価として何かを得ようとする「つまらない女」の典型になっていました。
案の定、彼女の恋愛はどれも長続きせず終わっていました

そんな彼女に私は教え諭しました。

「下手なのは構わないが、手を抜いたり出し惜しみは許さん。
 出し惜しみせずにやれば更に新しい技術を吸収できる。
 出し惜しみしていたら現状維持どころか劣化していくだけだ。
 出し惜しみして駆け引きしようとせず私に仕えるなら私も応えてやる」

それから彼女は自分の持てる精いっぱいの技術でフェラチオや奉仕をするようになりました。
その上で、彼女の足りない部分や改善点について「もっとこうしろ」と教えると、次々とその技術を身に着けていきました。

彼女は最終的にフェラチオも上達し、全身を舐めて奉仕することや、風呂でのボディ洗いなども身につけました。
上達することを認めて褒めてやると彼女も喜んだ様子で「もっとご主人様に喜んでいただきたいです」と教えられることを望んでいました。

その後、彼女は彼氏ができて結婚しました。
彼女は結婚した後に…
「ご主人様に教えられた通り、夫にも出し惜しみせず奉仕しています。
 そうすることで喜んでくれるし、もっと愛情を与えてくれます。
 ご主人様に教えていただけて本当によかったと思っています」

そう言ってくれました。

退化してしまう

人間の器官は「使えば使うほど能力が増し、使わなければ退化していく」ものなのです。
筋肉なども鍛えれば力も付くし増強されていきますが、使わなければ衰えていきます。

これと同じで、技術も能力も出し惜しみすることによって、それ以上の上達や向上は見込めなくなってしまうのです。
逆に、自分の持てる力を出し切ることで、新たな能力や技術が得られると考えています。
上記の彼女もそうでしたが、自分の能力を最大限に発揮していなければ、それ以上の能力を身に付けることはできません。

これは性的な技術に限らず、勉強でも仕事でも人間的な魅力や能力でも同じことが言えるのです。
出し惜しみせず、常に全力で臨んでいれば、そこから更に上のステージへと上がることが出来るのです。
逆に、出し惜しみして手を抜いていると、そこから衰え退化していってしまうのです。

謙遜の損失

また、弱肉強食・早い者勝ちの「ネット上の出逢いの場」では「出し惜しみすることによって良いお相手を失う」ということもあります。
以下は私の友人男性(以下S氏)が実際に経験したお話です。

S氏は紳士的で調教経験も豊富なS男性でした。
彼はあるSNS上で魅力的なM女性(以下Aさん)とやり取りしていました。
当時フリーだったS氏がAさんに積極的にアプローチすると…
「いやいや、私なんて…。もっと相応しい女性がいると思いますよ」
というお返事がAさんから返ってきたそうです。
S氏は残念に思いながらも、他の女性(Bさん)からのアプローチもあり、Bさんと主従関係を結ぶことになりました。

S氏が「Bさんと主従になった」と公表すると、Aさんから連絡がありました。
「Sさんは二股掛けてたんですか?ひどい」
どうやらAさんは自分が優位な立場に立つためにSさんと駆け引きをしていたつもりのようでした。

駆け引きなんてするつもりのないS氏にしてみれば…
「いやいや、断ったのはそちらでしょう」
という気分です。

こういうお話はネット上では結構あるのです。
紳士的で技量もある「人財」と呼ばれるような男性は、人気も高くM女性たちの争奪戦になります。
中には最初から肉体関係に持ち込んで既成事実を作ってしまう!と考える肉食女子も相当数がいるのです。
そこで駆け引きや躊躇をしていれば、弱肉強食・早い者勝ちのネット上では遠慮なく積極的な女性が掻っ攫っていってしまうのです。

Aさんのように謙遜することは損失につながります。
パートナーになって欲しいS男性と出逢ったら、出し惜しみせず躊躇せず謙遜せず、素直に関係を結んで欲しいと思います。

まとめ

能力を出し惜しみせず全力で臨めば、そこから新しい能力が身につきます。
逆に、能力を出し惜しんで手を抜けば、そこに成長は見込めず、かえって退化を招いてしまいます。
ですので、何事も出し惜しみせず全力で臨むことをお勧めします。
それによって成長し、能力や魅力を向上させることで、更に愛されて幸せになれると考えています。

また、素敵なS男性と知り合ったら、出し惜しみや駆け引きなどせずにアプローチすることをお勧めします。
女性が謙遜したり躊躇していれば、その男性は別の女性に持っていかれてしまうだけなのです。
素敵なS男性を見つけたら遠慮なく躊躇せずアプローチすることをお勧めします。