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ご主人様機関説

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みなさまは戦前の憲法学の学説『天皇機関説』をご存知だと思います。
『天皇機関説』とは「天皇は国家という組織の中で、国事行為や祭祀を行う国家内の最高機関である」と考える学説です。
この『天皇機関説』が戦前の日本の政治に及ぼした影響については割愛します。

今日の記事ではこの『天皇機関説』になぞらえて『ご主人様機関説』をいう内容を書いてみたいと思います。

機関か個人か

この『天皇機関説』によれば「天皇は国家という法人(組織)の中の最高機関であり属人的なものではない」という学説です。
つまり、「いかに戦前の天皇主権の憲法下であっても、天皇は憲法をはじめとする法律に定められた組織の一部として法的義務を負う」という考え方です。
したがって、天皇は国家の一機関であるから個人の能力に左右されず、法に則って選ばれた天皇は、誰であっても法に則って決められた行為を行う機関であるという考えです。

これに対して『天皇主権説』という学説がありました。
この学説は「天皇個人は主権者として統治権を総攬することから、憲法の制限も政府の輔弼も受けない(=独裁することができる)」とする説です。
こうした考えから、昭和天皇個人を神格化して崇拝し、誰からも制限されない存在にしようと考えていました。
これを軍部が利用して、天皇を神聖化し、統帥権を天皇直轄とすることで軍部が好き勝手できるよう解釈し、暴走しても政府が止めることができなかったと考えています。
(あくまでも私見です。)

ご主人様機関説

これに倣って、私は『ご主人様機関説』という考え方をしています。

つまり、主従や上下という関係性がサディストとマゾヒストの間にあったとしても、その関係性の中で『ご主人様』とは役割でしかなく、お互いの立場は対等であると考えています。
この対等な関係性の中で、サディスト側は『ご主人様』という役割に従って加虐を行い、マゾヒストは役割として被虐を受け、お互いに充足感を得るものと考えています。

そして、そのご主人様の行動や加虐の内容も、その関係性の中で決められた決まり事の中で制限されるべきだと考えています。
そこにはサディストとマゾヒスト双方の志向・嗜好・願望もあるでしょう。
安全に対する取り決めもあるでしょう。
お付き合いしていく上での連絡や逢瀬に関するルールなどもあるでしょう。
こうした事柄もすべてご主人様は役割として守っていく必要があると考えています。

これに対して『天皇主権説』のような考え方のご主人様であれば、「ご主人様は何人たりとも神聖にして侵すことのできない絶対的な独裁者」ということになります。
この考え方だと、サディストはマゾヒストの生殺与奪の権を持っています。
どんなに横暴でも横柄でも絶対的な独裁者として君臨することになります。
そこにはルールや約束、決め事などはなく、サディストの気分や裁量次第で何でも許されてしまうことになります。
(まるで法治の無い国の感情に左右される司法制度みたいですね。)

主権者は誰

19世紀以前の『王権神授説』時代であれば絶対君主なんていう存在もあるかと思いますが、21世紀の今日にこのような「法治の無い独裁」はあり得ません。
民主主義が普及した現代では「主権者たる国民が為政者を選んで行政を行わせる契約」という『社会契約論』が望ましい形態だと考えています。

この『社会契約論』的な考えに従えば、私は『ご主人様機関説』における主権者はマゾヒストだと考えています。
つまり、マゾヒストの持つ被虐の嗜好や願望を満たしてくれるサディストを見つけて対等な関係の契約を結ぶことが望ましいと考えています。
そして、その契約の中でお互いの嗜好・願望・ルール・約束事を取り決め、サディストが役割として加虐を行うという関係が望ましいと考えています。

ですので、当然、失政があれば政権交代が起こるのと同じように、従者側が自分と合わなかったり満たされなかったりすれば、遠慮なくご主人様を交替させるべきであると考えています。

不幸な結末

私も過去から再三申し上げているように、他人の考えや思考・志向・嗜好を批判するつもりはありません。
ですので、決して『絶対君主的な独裁者型のご主人様』を否定するものではありませんし、そういう関係性を望む方々を否定する気持ちもありません。

ですが、19世紀までにヨーロッパの絶対王政が崩壊したり、20世紀の独裁者たちが不幸な結末を迎えた歴史をご覧下さい。
同じように、横暴で横柄で絶対的な独裁者型のご主人様にお仕えしていたマゾヒストの多くは、疲弊して関係を破綻させていきました。
一方的に従者側に負担を強いる関係性は、維持していくことが無理なのです。
私もそんな風に不幸な結末を迎えた主従やカップルをたくさん見てきました。

ですが、多くのマゾヒストは「自分から別れを切り出す権利はない」とか「どんなに傷つけられて不幸になっても我慢してご主人様に従わなければいけない」などと思い込んでいる方もたくさんいました。
中には「奴隷契約書を結んでいるので、これを破ったら〇〇万円払わなければならない」と本気で言っていたM女性もいたくらいです。
(奴隷契約なんて日本国憲法第18条違反なので、契約そのものが無効です。)

こうした前時代的な関係性を強要する独裁者型のご主人様よりも、現代に合った契約型のご主人様を選ぶことをお勧めします。
また、もしこうした独裁者型のご主人様と関係を結んでしまったら、ぜひ『社会契約論』を思い出して、不幸な結末を迎える前に一刻も早く関係解消することをお勧めします。

まとめ

『天皇機関説』とは「天皇は国家の機関の一部である」という学説です。
同様に『ご主人様機関説』では「ご主人様は対等なサディストとマゾヒストの関係において、相互に望む嗜好や願望に応じて加虐を行う役割である」と考えています。

また、民主主義の現代では『社会契約論』が「主権者たる国民が為政者を選んで行政執行を契約する」と考えるのと同様に、「従者であるマゾヒストがサディストを選んで契約を結ぶ」という形態が望ましいと考えています。

前時代的な絶対的独裁者型のご主人様のように、横柄且つ横暴に従者に一方的に無理を強いる関係は不幸な結末を迎える場合が多いと感じています。
現代では「あくまでもサディストとマゾヒストは対等な関係」と考えて、不幸を招きそうな関係は一刻も早く解消することをお勧めします。

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