危険なM女「二人羽織の女」
今日の記事は『危険なM女』シリーズの第4話です。
今日ご紹介する危険なM女は「二人羽織の女」です。
この女性アカウントからは被害もありませんでしたし、実際何を目的にしていたのかもわかりませんでした。
ですが、何らかの目的があったのだろうと推察しています。
読者諸兄もこんなM女性のアカウントにはご注意下さい。
Table of Contents
女子大生フォロワーのAさん
ある日、突然私のツイッターにある女子大生さん(以下「Aさん」とします。)からDMが送られてきました。
犬飼さん、はじめまして。
21歳の大学4年生です。
よかったらSMについていろいろ教えていただけませんか?
そんなDMをもらってすぐに彼女のアカウントを見に行くと鍵アカウントになっていました。
そこで、私の方からフォロー申請を行い、併せてDMの返信を送りました。
こんにちは。DMをありがとうございます。
こちらからフォロー申請をしましたので、許可いただければ光栄です。
今後とも楽しくやり取りさせていただけると嬉しいです。
そう返信すると、彼女はすぐにフォローを許可してくれました。
彼女のツイートを見てみると、平均的な女子大生の日常や考えなどが書き連ねられていました。
彼女の発信を見て、鍵垢なのは業者のように広く客を集めることが目的ではないと感じましたし、内容もエロ画像や動画での釣りやURLへの誘導もありませんでした。
そんなことから「ああ、彼女は普通の女性だな」と判断しました。
そこで、私はそのままやり取りを続けることにしました。
SM論についてのDM
それから、Aさんとはほぼ毎日のようにDMのやり取りをすることになりました。
主な話題はAさんから私に対して「私の考えるSM論」についての質問が続きました。
調教志願してくる女性には多いタイプの質問内容なので、私も彼女が理解できるように出来るだけ丁寧に回答していました。
ただ、私は当時のアカウントでは日常の発信しかしておらず、SMに関する発信はほぼありませんでした。
ですので、SM的な発信もしていない私になぜDMをしてきたのかが不思議でした。
私のアカウントをどこで見つけましたか?
最近ではSM的なことはほとんどツイートしていないので、ちょっと不思議に感じたので。
他のM女性へのリプライを読んで興味を持ちました。
以前からSMに興味があったので、思い切ってDMを送信してしまいました。
Aさんからそう説明されて「まあ、それならあるかも…」と思って納得し、その後も彼女とDM交換を続けました。
私の悪いところなのですが、こういったSM論を丁寧に説明しようとするほど長文になってしまいます。
そうすると、最近のLINEの短文の風潮に慣れた若い女性は「長文を読むのが苦痛」と疎遠になっていくことが多々あります。
ですが、彼女はその長文も丁寧に読み込んで、私の書いた文章に1つずつ回答を入れながら返信をしてきました。
私としては「この女性は文章力があって知的な女性だな」と好印象を持っていました。
怪しいDM
そんなDMのやり取りを1ヶ月ほど続け、Aさんに対する好感度がかなり上がっていた頃、突然Aさんから怪しいDMが送られてきました。
これでどうだ?
あとはAが書いたように見えるようアレンジして送りなさい。
> SM論についていろいろ教えていただいてありがとうございます。
> とてもSMに興味を持ちました。
> 緊縛とか痛いことととか、私もそういう経験をしてみたいです。
私はこのDMが送られてきた時にピン!ときました。
要するに…
・Aさんは誰かの指示を受けて私とDMのやり取りをしている。
・Aさんは「二人羽織」の前にいる人で、実際は羽織の中に隠れている人物がメールを書いている。
ということだと認識しました。
元々Aさんのツイートは一言二言程度の短文です。
ですが、DMの返信は長文で漢字や句読点も多く、文体も違うように感じます。
リプライへの返事も簡単な一言二言なのに、DMは読み込んで返信を書いていることにも違和感を感じました。
その直後にAさんから納得のメールが送られてきました。
ごめんなさい。
友達とのLINEをそのままコピペして送信しちゃいました(>_<)
ゼミの相談をしていたので(>_<;)
いやいや…それはないでしょう(笑)
ゼミの相談をしている友達ですよね?
その友達に「SMの経験をしてみたい」なんて間違っても送らないでしょう(笑)
また、彼女のはそれまで全く使ってこなかった「顔文字」を突然入れてきました。
更に、彼女の過去のDMと比較すると、言葉遣いの端々にもかなりの違いが見られました。
以前「間違えて」→今回「まちがって」
以前「してしまいました」→今回「しちゃいました」
このような顔文字や言葉遣いが本来のAさんの文体で、今までの言葉遣いは「二人羽織の中の人」の文体だったのだろうと推察されます。
私は彼女とのやり取りをここで打切り、フォローも外しました。
私としても「そろそろ実際に逢ってみようか」と思っていた頃だったので、危うく難を逃れることができたと思っています。
反省と対策
この時の反省点と、その後の対策について書いてみたいと思います。
第1に「ツイートとDMに違和感がないか確認する」ということです。
Aさんの場合、ツイートは短文なのにDMは長文という明らかな違いがありました。
また、言葉遣いや語尾、絵文字や顔文字の使い方がツイートとDMで明らかに違っていました。
こういう場合は別の人が書いていると考えた方が無難と思うようになりました。
第2に「Mとは似て非なる人には関らない」と決めました。
こちらの記事にも書きましたが、マゾヒストとは似て非なる人たちがいます。
【M嬢奴隷の育て方】似て非なるもの 女性を調教していくと「これはMではないのでは?」と感じる女性がいますので、その分類について書いた記事です。 |
以前の記事の「スパイの女」に登場する人たちも、このカテゴリーに属する人たちです。
危険なM女「スパイの女」 私がこれまでのネット上での出逢ってきた【危険なM女】シリーズの『スパイの女』です。 |
このカテゴリーに属する人たちはなぜか「SMに強い敵対心」を持っています。
こちらとしては特段の敵意はないので不思議に思うのですが、相手方が何らかの意図をもって接近してくるなら、今後は強く警戒せざるを得ないと考えます。
いずれにしても、私の知らないところでこのアカウントを見て「陥れてやろう」と考えている人がいることは判りました。
また、男性が女性を前面に出して「カモをおびき出そう」と考える輩は多数いるということも認識できました。
その目的が何のなのかはわかりませんが、用心して行動するに越したことはないと感じています。
他にも、私はこの記事のような安全対策を日々行うよう心掛けています。
【M嬢奴隷の作り方】安全確保のための5点 ネット上の出逢いは男性でも危険があるため、私が「安全確保」のために普段していることを書いた記事です。 |
諸兄も安全確保には細心の注意を払われますようおすすめします。
また、諸兄の「安全確保術」などもありましたら、コメントなどでご教授いただけたら幸いです。
ネットSM界隈が安全で安心な場所になるよう、諸兄のお知恵を拝借し情報共有できれば幸甚です。