個人情報保護
昨日、ある芸人さんが所属事務所との契約を解除するとの報道が流れました。
私は特段、その芸人さんが好きでも嫌いでもないので、聴いた感想は「へぇ~、そうなんだぁ~」という感覚です。
ご本人も所属事務所も「円満に卒業」と強調されていたので、円満に契約解消ということになったのでしょう。
芸人さんご本人も所属事務所も、それぞれに活躍されることを祈りたいと思います。
私が今日の記事の話題にしたいのは、この芸人さんが所属事務所との契約解除に当たって行った行為についてです。
裏アカ活動をする上で「危機管理上大切なこと」と感じたので、今日の記事にしてみました。
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個人情報を晒す
私が違和感を感じたその芸人さんの行動は…
「本名や所属が判る個人情報をネット上に晒したこと」
です。
その芸人さん曰く「所属事務所の対応が許せなかった」とのことですが、もし仮に何らかのトラブルや不満があったとしても、その人の個人情報を晒す必要はあるのでしょうか。
案の定、彼のその発信を見たフォロワーという名の信者たちは、その個人情報を晒された人物を攻撃することで「炎上」「祭り」状態になっています。
その晒された人にも生活があるでしょう。
家族や友人・知人・親族もいるでしょう。
逆に、この芸人さんにも良識を理解できない蒙昧な信者もいるでしょう。
そうした信者が「炎上」「祭り」に便乗して、その晒された人やその人の家族・友人・知人・親族に何らかの危害を与えるかもしれません。
また、危害を与えなかったとしても、周囲から白眼視されたり、差別的な扱いを受けたりするかもしれません。
その芸人さんは、そういう影響や被害の可能性があることを理解して「他人の個人情報を晒した」のでしょうか。
人前に出る職業の人間として、あまりにネットリテラシーが低いと感じてしまったのは私だけでしょうか。
実際にあった話
こうした個人情報を晒す行為は裏アカ界隈やSM界隈でも多数あります。
特に、この芸人さんのように何らかのトラブルがあって、その腹いせやリベンジに使われることが多いように感じます。
よく見かけるのは…
「この人にブロックされた」
「この人と約束したのにスッポカされた」
「この人に貢いだのに何もしてもらえず騙し取られた」
などの文章と、その人のアカウントや顔画像がついた発信です。
他にも実際にあった話ですが…。
ある主従の男女が別れてしまい、男が未練タラタラで、
「復縁してくれないなら過去に撮影した画像や動画をバラ撒く」
とリベンジポルノを迫ってきたケースもあります。
更にすごい話ですが…。
元々仲が良く、個人的にも遊びに行くような関係のS男性が2人いました。
たまたま、その2人のS男性があるM女性を取り合うこととなりました。
結局、そのM女性は片方のS男性とお付き合いすることになったのですが、フラれたS男性が腹いせに、相手のS男性の本名や職業などを公開してしまった…。
なんていう恐ろしいケースもありました。
自己防衛策
裏アカやSMアカは特に個人情報の秘匿は絶対に必要なものだと考えています。
にも拘わらず、ネットリテラシーが低い人たちが多数いる危険な状態です。
それだけに、自分自身の個人情報は自分で守るという意識が必要です。
特に、女性の場合は男性よりもダメージが大きいですから、更に注意が必要と言えるでしょう。
以上から、私は自分自身の個人情報を守るために以下の自己防衛策を心掛けています。
【ネットリテラシーの低い人と関わらない】
まず、こうした腹いせやリベンジだけでなく、アカウントや個人情報の「晒し」をしている人は関わらないようにしています。
以前、こちらの記事にも書いたことがありますが「他人に対してしていることは自分に対してもやられる」と考えています。
それがその人の「他人の個人情報を晒したり守秘義務を破っても平気」という価値観だからです。
ですので「そもそもこういう価値観の人とは付き合わない」という方針が無難だと考えています。
【M嬢奴隷の作り方】因果応報 SMの世界に限らず、この世の中は『因果応報』ですので、自分の行いで報いを受けないよう注意点を書いた記事です。 |
【個人情報を開示しない】
どれだけ信用できる人であっても、将来的にその人と何が起こるかわかりません。
どんなに幸せ絶頂のカップルであっても、別れる時に泥沼の愛憎劇があるかもしれません。
どんない信頼できる仲間であっても、ちょっとしたトラブルで憎しみの対象となることもあり得ます。
そんな予測不可能なトラブルによって致命的なダメージを受ける可能性もあるのです。
ですので、どんなに信用できる人でも個人情報を開示しない方がいいでしょう。
逆に、個人情報を求められるようであれば、その人との関係を断つくらいの心づもりでいいと考えています。
【個人特定できるものを与えない】
先日、某有名ユーチューバーが少女に画像を送らせた事件がありました。
彼は「学生証と陰部が一緒に写っている画像」や「顔画像」など、個人特定できる画像を送るよう指示していました。
その上で、個人特定した少女を相手に「弁護士費用」や「裁判」などという言葉をチラつかせて口封じしようと恫喝していました。
こうした個人特定可能な画像や動画を相手に与えないようにしています。
また、私もパートナーに画像を送らせる場合は「顔や背景で個人特定されないように注意しなさい」と命じています。
そういう心掛けを身に付けることで、私と別れた後にお付き合いする男性に画像を送る際にも安全を確保できるようになります。
更に、「顔を送れ」「身分証を送れ」なんて言う男性が「危険な人物である」と判断できるようにもなります。
【トラブルを回避する】
前述のように、腹いせやリベンジなどで個人情報を晒されるのは何らかのトラブルによる場合が多いと感じています。
ですので、出来るだけトラブルに巻き込まれないことを心掛けるようにしています。
こちらの記事でも書きましたが、アサーション(=相手を認め、自分も認めてもらう)という考え方で、相互に否定しないことが争いを避ける方法と考えています。
【雑記帳】セイギノミカタ参上 SM的なブログを運営していると時々現れるセイギノミカタについて書いた記事です。 |
また、こちらの記事のように中立を保つことで恨みを買ったり敵対心を持たれたりしないようにすることが望ましいと考えています。
【M嬢奴隷の作り方】中立のための要件3点 狭いネット上のSM界隈でトラブルに巻き込まれないための注意点について書いた記事です。 |
以上のように、自らも注意し、またパートナーに注意喚起することで、裏アカやSM界隈で個人情報を守れるよう行動することが望ましいでしょう。
まとめ
ある芸人さんが所属事務所との契約解除に当たり、その契約事務所の社員の個人特定できるような情報を晒していました。
ネットリテラシー上、かなり問題がある行動だと私は感じています。
こうしたネットリテラシーの低い人は裏アカ界隈やSM界隈にも多数います。
その環境で自分自身の個人情報を守るためには、自己責任で防衛するしかないと考えています。
その自己防衛策は…
【ネットリテラシーの低い人と関わらない】
【個人情報を開示しない】
【個人特定できるものを与えない】
【トラブルを回避する】
という4点を心掛けるようにしています。
また、同じことをパートナーの女性にも言い聞かせるようにしています。
そうすることで、パートナーの女性が私と別れた後も安全が守れると考えています。