転職の市場価値
読者のみなさまは「転職活動」をしたことはありますか?
私は18年間の会社員生活の中で1度だけ転職活動をしたことがあります。
とはいっても、実際に転職することはありませんでしたが…。
転職活動をすると「自分自身のキャリアや能力を客観的に判断してもらえる」という利点があります。
これにより、自分が現在働いている職場で「正しく評価されているか否か」を判断することができます。
実際に転職しなくても、自分自身のキャリアプランやスキルアップの計画につなげられるので、かなり有効的だと考えています。
先日、ふとこの転職活動における客観的な人物評価が「M女性にも当てはめて考えられる」と感じることがありました。
今日はそんな内容を記事にしてみたいと思います。
M女性読者様のご参考になりましたら幸いです。
Table of Contents
ある女性からのご相談
先日、あるM女性(以下「Aさん」とします。)からツイッターのDMでご相談をいただきました。
私は30代前半の既婚の初心者M女です。
初めてのご主人様から調教の際にいろいろなご命令をいただくのですが、私が未熟なばかりになかなかご主人様の命令に応えることができません。
その都度、ご主人様から「ダメ奴隷」「役立たず」「捨てるぞ」と厳しく叱られます。
私はどうしたらいいでしょうか。
こういうご主人様って結構いるんですよね。
以前、「急いては事を仕損じる」にも書きましたが、経験値の低いS男性側は焦ってアレコレと初心者のM女性に望み過ぎる傾向にあります。
【S男性向けコラム】急いては事を仕損じる 女性を調教していく上で焦りは禁物だということを書いた記事です。 |
そんな焦った無理な要求に初心者M女性が応えられず、関係が破綻することも有りがちなパターンです。
Aさんにうかがったところ「お互いに初めての主従同士」ということで、私としては「さもありなん」と感じていました。
市場価値を知る
さて、このお話を「転職活動」例えながら説明していきたいと思います。
私もそうでしたし誰でもそうだと思いますが、新卒で就職すると自分自身の評価基準は新卒で入った会社の基準が唯一絶対となります。
初任給やボーナスの金額、昇給速度、有給休暇、福利厚生などなど…。
新卒から入っただけに、他と比較するものもなく、会社から与えられた条件が唯一絶対だと思い込んでしまいます。
私は、入社して5年目の27歳の時に転職活動に挑戦しました。
転職エージェントに登録し、自分の職務経歴書を書き、自分の5年間の仕事内容や実務で得たスキルなどを列挙してみました。
とはいえ、当時の私は「人様に自慢できるような華々しいキャリア」はありませんでした。
それでも、自分なりに考えて書類作成した記憶があります。
1ヶ月後、転職エージェントとの面談の時に提示された転職先は、年収で100万円以上アップし、福利厚生を含む条件も圧倒的に良い会社でした。
そして、紹介を受けた数社と面接に臨むと、どの会社からも熱意を感じるような誘いをいただきました。
会社によっては社長直々に面接に臨席し、勧誘してくれたこともありました。
その時に「自分はこれだけの価値がある人間なんだ」と感じて、承認欲求を強く満たされたことを記憶しています。
ですがその後、私の転職活動の原因となった「大嫌いな上司」が失脚して左遷されたため、私はそのまま転職せず在籍を続けました。
自分を必要とする人はいる
その時に感じたことは「自分を必要としてくれる人は必ず他にいる」ということです。
嫌いな上司からパワハラを受け続けた日々には「自分はこの会社に必要とされていない」と感じて自己否定的になっていました。
ですが、こうした転職活動で「他人から必要とされ、承認欲求を満たされる」という経験で自信を取り戻し、自分の価値を再認識することができました。
Aさんも同じことだと思います。
ご主人様から言われた「ダメ奴隷」「役立たず」などという言葉は、まさに私が嫌いな上司から言われたパワハラ発言そのものです。
だとするならば、私が転職活動で「自分を必要としてくれる会社は必ず他にある」と認識できたのと同じことです。
現在のご主人様がAさんを「必要ない」と思ったとしても、Aさんのような女性を必要とする男性は必ず他にいると考えるべきです。
たまたま巡り合ってパートナーになった男性と思考・嗜好・志向が合わなかっただけで、Aさんは他のお相手であれば理想のパートナーになれるはずなのです。
私の場合、新卒で入った会社の嫌いな上司からパワハラを受けただけで自分の価値がなくなったわけではありません。
同様に、Aさんもたまたま最初に巡り合って主従を結んだご主人様と合わなかっただけで、Aさんの価値がなくなったわけではないのです。
転職活動のススメ
私はこうした経緯を踏まえて、転職活動に挑戦しました。
それによって「自分を必要としてくれる会社が他にある」という市場価値を正しく認識することができ、自分の存在意義を認め承認欲求を満たすことができました。
ですので、Aさんにも、私が転職活動をしたのと同じように「他のS男性に接してみる」という行動をとって欲しいと思うのです。
そうすることで、Aさんは自分の正しい市場価値を知ることができますし、自身の存在意義や承認欲求を満たすことができるのです。
私がAさんにお勧めしたのは…
「ツイッターでもう1つのアカウントを取ってみる」
「そのアカウントで他のS男性と交流してみる」
ということでした。
転職活動で大切なことは…
「自分の能力を正しく把握して列挙してみる」
「職務経歴やキャリアを再確認し、どんな貢献ができるか明確にする」
「転職エージェントなどの第三者に評価してもらう」
ということです。
Aさんも同様に…
「自分のMとしての思考・嗜好・志向を把握して列挙してみる」
「自分がこれまで経験してきたことと経験がないことを判別しておく」
「第三者として、信用できる同好の方(男女限らず)を作って相談する」
という行動を取るといいでしょう。
こうした内容をAさんが新しいアカウントで発信すると、Aさんの思考・嗜好にピッタリ合う男性からたくさんのアプローチを受けました。
その上で、彼女は以前のご主人様との関係を断ち、新しいアカウントで交流していた男性と新たに主従関係を結ぶことになりました。
その後、彼女は新しいご主人様と幸せそうに活動を続けていました。
必ずしも転職しなくてもいい
こうした転職活動は、私のように「必ずしも転職しなくてもいい」のです。
私の場合、嫌いな上司が左遷されたため職場の環境が変わり、転職する必要がなくなりました。
同様に、Aさんの場合も、Aさんとご主人様との話し合いで環境が改善されるなら、転職する必要はなくなります。
大切なことは、Aさんが…
「ご主人様とのパートナー関係を解消しても困らない」
「Aさんがフリーになっても必要としてくれる男性はいくらでもいる」
ということを認識することです。
Aさんがこうした事実を認識できるようになり、ご主人様から無理難題を言われてもキッパリ断るとができるようになりました。
Aさんには「転職活動」を通じて「正しい自分自身の市場価値」を認識できるようになったと感じられました。
まとめ
先日、ある30代の初心者M女性のAさんからご相談をいただきました。
「私が未熟なため、ご主人様のご命令になかなか応えられません」
「その都度、ご主人様からダメ奴隷・役立たずと叱られます」
そんなご相談をいただきました。
以前、「急いては事を仕損じる」でも書いた通り、初心者同士の主従関係ではS男性が焦ることでM女性かついていけず関係が破綻することがあります。
Aさんたちもそんな初心者同士の主従関係でした。
こうした「ダメ奴隷」「役立たず」などというAさんの人格を否定するような言葉は、私が転職活動をしようと思った嫌いな上司のパワハラ発言そのものでした。
そこで、私の「転職活動」の経験に基づいて考えてみました。
まず、新卒で入った会社の人事評価が絶対ではないように、初めてのご主人様からの評価がAさんの絶対評価ではありません。
そして、転職活動をすると「自分を必要としてくれる会社が必ずある」のと同じように、他の男性と接してみると「Aさんを必要としている男性は必ずいる」と認識できます。
こうした認識を得られると、自分自身の存在意義を認められるようになり、承認欲求を強く満たすことが出来るのです。
最終的に、Aさんはツイッターで別のアカウントを取り、自分の思考と嗜好をはっきり発信するようになりました。
すると、そこで彼女の思考や嗜好にピタリと合致する男性が現れ、元のご主人様との関係を断って、新しい男性と主従関係を結びました。
M女性には
「ご主人様とのパートナー関係を解消しても困らない」
「Aさんがフリーになっても必要としてくれる男性はいくらでもいる」
ということを認識して欲しいと感じています。
今日の記事がたくさんのM女性の参考になりましたら幸いです。