滑稽な過信
先日、ある女性(以下「Aさん」)とお話した時に聞いた話です。
何事も自信が過信につながるのは良くないですよね。
過信すると事故にもつながる可能性があって危険極まりないです。
自分でも過信しないように気を付けようと思える毎日です。
何でも、彼女の職場の先輩(♀)で自信満々な先輩がいるのだとか。
その先輩女性は何事も「自分が正しい」と思っていて上から目線で命令します。
Aさんはこの4月に新卒で入り、その先輩に指導を受けています。
その指導の中にはAさんが学校で専門的に学んできた理論からすると「時代遅れの古い常識」のようなのです。
ですが、その先輩女性は自分のやり方が正しいと信じて疑いません。
そんな先輩の「間違った認識を押し通す先輩」に違和感を感じるのと同時に、
自分がそうならないよう自らを戒める気持ちを持ったそうです。
そんなAさんが呟くように言ったのが冒頭の言葉でした。
滑稽な過信
人間はある程度の自信やプライドは必要だと思います。
それが自信過剰であることが透けて見えると滑稽に見えてしまいます。
特にSMを行う上でSはある程度の自信は必要だと思います。
そうでなければMが不安を感じ身を委ねる事が出来なくなるからです。
それがSMのパートナー関係において「すべての基礎」に該当する部分だからです。
【M嬢奴隷の作り方】すべての基礎 M女性と主従関係を結ぶにあたって「すべての基礎となるもの」について書いた記事です。 |
そういうお相手を安心させるための自信は謙虚に出すことが必要で、自慢すると必ず失敗すると感じています。
過信の実話
あるM女性(Bさん)の話を思い出しました。
BさんはあるS男性とメールでやり取りをしていました。
その男性曰く…
「俺様はホンモノのドS様だから、俺様だけがホンモノの快楽を与えられる。
俺様の調教を受けてみろ!忘れられない夜にしてやるぜ!」
と普段からネット上で豪語していたそうです。
そこまで自信満々で言うので実際に彼女がプレイしてみたら…
「あまりにお粗末すぎて忘れられない夜になりました(笑)」
と彼女は笑いながら言っていました。
また別の女性(Cさん)のお話です。
ある男性が普段から周囲に…
「俺様のフィンガーテクで逝かない女はいないぜ!」
と豪語していました。
Cさんはその男性とメールのやり取りをしていて口説かれたそうです。
で、彼女が実際にプレイしてみたのですが、まったく逝けなかったそうです。
まぁ、彼女が逝けなかったダケなら相性が悪かったと思うのですが、
その男性は…
「Cは俺様のフィンガーテクにメロメロになってたぜ!
もう俺様から離れられないハズだ!」
なんて言ってたんですよね。
後々、Cさんとお話した時に聞いて失笑してしまいました。
自信過剰になって自慢してしまうとこういう結果になってしまうのだとつくづく痛感したお話でした。
「自信」は「謙虚」というオブラートに包む
自分の中にある「自信」は「謙虚」というオブラートに包んでおき
必要な人にだけ見せるようにしなければならないと感じました。
なんて言いながら…
「私も今までの奴隷達から失笑を買っているかも…」
と不安に駆られてしまいました(苦笑)。
『他山の石』としながら自らを戒めなければ!と思うお話でした。 .