復縁をお勧めしない理由

復縁をお勧めしない理由

2021年1月25日 0 投稿者: inukairyou

私は今までの記事で「元パートナーさんとの復縁はあまりお勧めしません」と書いてきました。
(詳しくは以下の2つの記事を参照願います。)

M女性向けコラム
復縁したいなら他の男性と逢ってみる
復縁したいなら「他の男性と逢ってみる」ことが効果的であることを説明した記事です。
M女性向けコラム
元ご主人様から久しぶりのメール
「半年ぶりに元ご主人様からメールが来た」ことに関して男性の意図を記事にしました。

元々は【M女性向けコラム】でしたが、男性にも言えることなので、今回は【雑記帳】のカテゴリーでアップします。
では、以下の通り理由について書いていきます。

同じ轍を踏む

パートナーさんと別れるには、それ相応の理由があったのだと思います。

例えば、性格・考え方・生活様式・性嗜好などの不一致で別れたとしましょう。
だとすれば、再びパートナーになるためには自分を相手の希望や願望に合わせる必要があります。
その場合、自分がかなり無理をして相手に合わせて耐える必要が生じます。
それが出来なければ、同じ轍を踏んでしまい、遠からず別れることになってしまいます。

例えば、パートナーが新しい相手を見つけて乗り換えて別れたとしましょう。
そのパートナーは「相手を裏切って乗り換える」という価値観を持っている人間なのです。
人間の持っている価値観はそうたやすく変わるものではありません。
「浮気は一生治らない病気」と言われますが、それは「人間の持っている価値観は簡単に変わらないから」なのです。
ですので、その人が「絶対に裏切らない」と誓ったとしても、また別の相手に乗り換える可能性が大きいのです。

例えば、不倫がバレたなどの環境に起因する理由で別れたとしましょう。
一度迂闊な経緯でバレてしまった人は、再び迂闊なミスを繰り返してバレる傾向になります。
そんな人と復縁したのであれば、再びバレた際には更なる窮地に追い込まれることになります。

こうしたことから、私としては…
・一度別れた相手とは人間性が変わらない限り「同じ轍を踏む」傾向にある。
・同じ轍を踏まないためには、双方が相当歩み寄りを見せる必要がある。
・歩み寄りは心身ともに負担が掛かり、更にはどちらか一方に負担が偏りがち。
・結果として再び同じ理由で別れることになる。

ということが往々にしてあるため、復縁をお勧めしないことにしています。

新しい出逢いの阻害になる

これも以前にこちらの記事で書いた内容です。

上述しました通り、別れるにはそれなりの理由があったのです。
その理由が性格・考え方・価値観・嗜好・環境など、どんな理由なのかはそれぞれだと思います。
その別れ方が自分から別れたのか、相手に捨てられたのか、自然消滅したのかもそれぞれだと思います。
ですが、一度別れを経験したということは、その相手がベストなパートナーではなかったという結論が既に出ているのです。

自分にとって元のパートナーがベストではないのであれば、ベストな相手は他にいると考えるべきです。

ベストではない元パートナーと復縁するならば、何らかの負担を強いられ犠牲を払うことになります。
それを承知で復縁して、最終的に同じ轍を踏んで別れるのだとすれば、復縁期間は単なる時間の無駄でしかありません。

ベストではない元パートナーと復縁するよりも、よりベストに近い新しいパートナーを探す方が合理的で建設的です。

また、新しいお相手と出逢うことでSMだけでなく生活でも趣味でも新しい体験を積むことができ、自己成長の機会を得られます
ですが、元パートナーと復縁した場合、多くの人が過去のままのお付き合いを続けることになり、新しい経験や知識を得ることが出来なくなります。
こうした機会損失も大きいと私は考えています。

思い出の思い込み

別れた直後は相手の悪いところや納得できない言動などが心に残り、つらい精神状態に陥ると思います。
ですが、しばらく時が経つと悪い記憶が風化していき、楽しかった経験や幸せだった記憶などの「いい思い出」が思い浮かぶようになります。

そうすると、人は「いい相手を失ってしまった」と思い、後悔するようになります。
まさに逃がした魚は大きい」と思うようになります。

M嬢奴隷の作り方
【M嬢奴隷の作り方】逃がした魚
恋愛でよくある「逃がした魚」に対する私の考えを書いた記事です。

ですが、これは「思い出の思い込み」でしかありません。

もし、別れた時のつらい記憶が風化した状態で、再度同じ相手と復縁したとしても、その相手は何ら変わっていないのです。
ほどなく、別れるに至った理由が再び2人の間に起こり、また別れることになってしまうでしょう。

ご主人様としての威厳を失う

これについてはこちらの記事でも書きましたし、『離別』でも詳しく説明しています。

M嬢奴隷の育て方
【M嬢奴隷の育て方】離別
S男性がM女性と別れ際にやってしまいがちな失敗について書いた記事です。

これは主に男性側のお話なのですが、別れ際の態度次第でその男性の評価は大きく変わります。
ご主人様としての威厳を失った状態のまま別れてしまうと、復縁しても主従や上下のような関係性を築くことは難しくなります。

同様に、男性側から復縁を持ち掛けると女性優位の関係性が出来上がってしまい、その後の主従や上下といった関係を築けなくなってしまうのです。

まとめ

私はこれまでの記事で書いてきたように、基本的に復縁をお勧めしていません

その理由は以下の4点からです。
・同じ轍を踏むことになる。
・新しい出逢いの阻害になる。
・思い出の思い込みになる。
・ご主人様の威厳を失う。

もし元のパートナーとの復縁を望んでいるなら極力やめた方がいいでしょう。
それよりも、新しい出逢いを求めて行動した方が何倍も合理的で建設的と考えています。
もっと自分に合うお相手を見つけて、自信の幸せと成長を望める新しい関係を目指しましょう。